5 May

今年の夏は少し早くやってきそうな予感。

急に暑くなったり、肌寒く感じたり…と、何かと体調を崩しがちな5月になりましたね。


『5月病』と言われて久しくなりますが、経験のある方も多いのではないでしょうか。


・なんだかヤル気がでない。
・身体がおもだるぅ~。
・気持ちがモヤモヤして、モチベーションが上がらない。


わたしも、5月に限らず定期的に襲ってくるメンタル不調です。(お歳ごろもあるある…笑)


おおよそ4人に1人はかかるという調査結果もあるくらい、多くの方が経験するポピュラーな症状ですね。正式な医学用語ではないのですが、近年では「うつ」や「適応障害」といった病気の1つとみなされているようです。深刻な問題ですね(-_-;)


4月に新入社員を迎えられた企業さまにとって、5月はそんな社員のメンタル面にも配慮が必要になってきます。


そこで、今月は

【そもそも“5月病”とは何ぞや? 対策法はあるの?】


について、お話します。


50~60代にとっては(わたしも含め)、「ゴールデンウィークが明けて、現実逃避したくなる気持ちでしょ」「気持ちはわかるけど、仕事なんだからしっかりしてほしいよね」など、厳しいご意見も聞こえてきそうですが…苦笑。

そうです!私たち世代は、「気合いだ、気合いだ!気合いだーーーっ‼」の精神で乗り越えてきたのかもしれません。(わたしは間違いなくそうでした。笑)

そんな、私たち世代の管理職に気にしていただきたいことは、新入社員の、


『こころの背景』です。



新しい職場に、期待と不安な気持ちを抱えて入社した新人が、ようやく環境に慣れてくる時期。1か月が過ぎようとする頃に、直面するのが『現実』なのです。(私たちも、遠い昔を振り返ればそうでしたよね)


「落ち込む」という気持ちの反応は、自分への期待と現実のギャップがあった時に起きるものなんです。特に自分への期待値が高ければ高い新人ほど、それができなかった時に「落ち込む」といった現象が大きく顕れるようです。


新人がギャップを最も感じるのが、昇給や昇進スピードなどの「待遇面」です。その次がやりがいや達成感などの「仕事面」。そして上司の能力への失望や関係性など「上司との関係性」だという、調査結果があります。ギョギョギョ!ですよね。


待遇は会社のルールなので、コントロールできません。でも、仕事のやりがいや達成感はなどは、上司が新人に対して、仕事の価値や意義、ゴール設定などきちんと意味づけができていれば、解決できることですよね。

同じ仕事をしていても、意味づけによってモチベーションは大きく変わります。

「俺の背中を見ろ!」ではないですが。仕事で見せつけて「うちの上司はスゴイ!」とリスペクトを獲得できなかったり、部下と人間関係を築けていなかったりする、いわゆる上司に対する『期待はずれ』は、いうまでもなく上司の解決すべき問題なのです。(耳がイタイイタイ病)


つまり『5月病』は、上司が原因の可能性も大きいということです。


だからこそ、落ち込んでいたり、無気力になっていたりする新人に対して、「どうしたの?大丈夫?それ、5月病なんじゃない?」などと軽い気持ちで聞けば、相手は「あなたが原因なんだけどな…」と心の中では思っているかもしれません。


苦笑いしながら「そ、そうですか…」ぐらいの力無い返事が関の山。


「この人には、何を言ってもダメだ」と思われてしまうと、その先のサポートは難しくなります。



そのための対策は、

《 新人にではなく、マネジメントに問題はないか?》を振り返ることです。


5月病に陥った新人を救い出せるのは、上司の皆さんの育成力が必要なのです。


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“より強固で、深くつながる” いつの時代も変わらず、 私たちが大切にしたいのは、永く愛していただける信頼関係づくり。

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