会話のチカラ
仕事柄、わたしは日常的にさまざまな人の会話と接しています。その中でつくづく感じるのは、
\ 「会話で損をしている人が多いな」/
ということ。
たとえば、メールの文面がおかしいと、「この人は基礎的な教養が足りないのかな」と思ってしまいます。あるいは会議や商談の場でも、稚拙な表現しかできなかったり、こちらの言っていることをなかなか理解してもらえなかったりすると、『つきあいにくい人』という印象を持ちやすくなります。
こんな経験は、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。
熱意や伝えたい思いはあっても、会話力が不自由だと、周囲の評価も低くなってしまうのです。それほどに会話力がその人の印象のかなりの部分を決めてしまう、と言っても過言ではないでしょう。
今回は、大人であれば持ち合わせたい会話のチカラを磨くポイントをご紹介!
最後まで読んで、取り入れてみてくださいね♪
【目次】
- 会話力に必要なこと
- コミュニケーションの基本
- 会話力を磨く3つのポイント
1.会話に必要なこと
そもそも会話が不自由に感じる原因は、「言葉選びに問題があるのでは?」ということです。言い換えるなら『国語力』にあたります。
「いやいや、国語なら小・中・高校でさんざん勉強しましたよ」(笑)
と思う人もいるでしょう。たしかに学校教育も、基礎をつくるという意味では無駄ではなかった。ところが社会で求められる国語力は、いささか違うのです。それは会話の技術であり、メールの技術であり、膨大な文章を要約してコメントをつける技術だったりするんですよね。
従来、これらの習得はほとんど“OJT”(研修)に任されていました。…が、「時間をかけて人を育てる」という会社組織が減ったせいか、それだけでは心もとないのが実情です。だから、
“自主トレ”
が欠かせないのです。まずは自身の国語力の
“なさ”
を実感していただきたい!
試みに、ICレコーダーを用意して、1分間フリーハンドで話をした後、それを文字に書き起こしてみてください。たいてい支離滅裂だったり、文法がめちゃくちゃだったり、伝えたいことの半分も言えていなかったりします。^^;
基本は、「書くように話す」ことが重要なのです。
2.コミュニケーションの基本
コミュニケーションの基本は、意味と感情をやりとりすることです。家族や友人関係などお互いをよく知る間柄であれば、感情のベースが出来上がっているので、言葉の意味にあまり気を遣わなくても通じるでしょう。ところが、ビジネス関係など信頼関係がゼロまたは不完全な間柄では、そうはいきません。場合によっては、誤解から感情的なわだかまりに発展してしまうことも…。(┬┬﹏┬┬)
これは性格や相性の問題ではなく、ひとえに会話の基礎力の問題になります。
3.会話力を磨く3つのポイント
- 語彙力
- 要約力
- 感情察知力
「語彙力」
そもそも語彙が少ないと、自分の意思や感情を的確に伝えることができないですよね。つまり言葉選びに苦労してしまいます。また、相手の話しているニュアンスも汲み取れません。ですから言葉はできるだけ多く頭に入れて、会話の中で使いこなせるようになる必要があります。
「要約力」
これは要旨を捉える力のことです。頭のよし悪しより、訓練したか否かに尽きます。そしてこれさえあれば、たいていの仕事はうまくいく!わたしも要約力をひたすら鍛えた結果、人の話をパッと要約できるようになり、ズレを感じることがなくなりました。(ドヤ顔で。笑)
「感情察知力」
どんな人にも、言葉の裏には感情があります。「好き」「嫌い」「本当の要望は〇〇」みたいな具合です。大人のコミュニケーションにおいては、その部分を察知する力が欠かせないのです。
まとめ
いずれも基本的なことばかりですが、「自分は大丈夫」と思っている人も“おさらい”のつもりで振り返っていただければ、きっと驚くような発見があるはずですよ。
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